【2010年3月 コピック講座】 コピック塗り その4 ~服(下半身、全体の仕上げ)~


コピック塗り その4 ~服(下半身、全体の仕上げ)~


引き続きスカートを塗っていきます~

T4をベタ塗りします。
CIMG1292

影の色W8をおいていきます。
CIMG1293

範囲が広いので半分ずつやっていきます。

まず、上半身の服が被さっているので上のほうは影が濃くなります。

ひらひらと段差が出来ている部分をしっかりとらえて塗りましょう。
このようなスカートを描くときの注意点は、股の形、ふともものある部分の凹凸が少しだけ反映されるということです。
(もちろん、ドレスのようなボリュームのあるスカートだとならないですが。)

↑の画像に注釈を入れました。↓

CIMG1293

やり過ぎてもおかしいですが、少し意識するとリアリティが出ます。

影を置いたらぼかしていきます。
CIMG1294

ここでも前回上半身を塗ったときにご紹介した服の影を描くコツが反映されているのがおわかりでしょうか。

影の形は違えど、結局はやっていることは同じです。

もう半分も同じようにやっていきます。
CIMG1295

…もうお気づきかと思いますが、ぼかす前に置く影はすごく乱雑です。
それでも、ぼかした後はサマになっているということは、どれだけぼかしが重要かがわかります。

CIMG1297


ハイライトを入れます。
CIMG1311

0(カラーレスブレンダー)で、ひらひらの段差の手前に出ているところをピンポイントで、あと、光源によって明るくなるはずの向かって中央寄り右側に薄く広範囲で入れました。

上の服にも入れたので、ハイライトを入れたところにE41で少し黄色味を入れます。

それから、裾のキワにもuni-ball Signoで細くラインを入れました。
こうすることで…違いは歴然ですよね。直前の画像と比べてみて下さい。
不自然にならないように真っ白の線ではなく、上にT4を塗るなどしてナチュラルにしましょう。

そうそう、写真はなくて申し訳ないですが、股の間にチラ見えている向こう側のスカートの布も影色で塗りましょう。

ここで一旦、スカートの塗りは終わりです。


服の仕上げにはいっていきます。
深みを出すためにいろいろな所へ入れていた寒色。もちろん服にも入れましょう。

服が濃い色のため、髪を塗る時にやった方法と同じようにuni-ball Signoを使って白く描いていきます。

CIMG1312

BV01(薄めの寒色)で白を溶かしてぼかしつつ、色をつけます。
しかしそれだけでは色がしっかり入っていかないと思うのでBV13(濃い寒色)でその上からさらに色を入れます。

CIMG1313

同じように二の腕部分にも。
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この寒色は、向かって左下に入ると想定しています。

CIMG1316

胴体にも。
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左腕にも。
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CIMG1323

同じ作業なので説明は割愛します。

リボンにも。
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紅いケープにも寒色を入れます。
CIMG1356

こちらは滑らかさを重視したいので、白いペンででガサガサと線を入れません。
そのまま寒色のコピックでグリグリこすります。
するとこんなに濃い色の紅でも、寒色の方が色味が勝ってきますのでよりツヤッと滑らかに色が入ります。
ちょっと目をこらすとわかるかと思いますが、向かって右側の、ハイライトの下の所にもボヤ~~っと淡ーく寒色を入れました。



スカートにもやります。

ここはちょっとコツが。
左下の影になる部分に入れていっているので、スカートの中にも入ります。
CIMG1334


ちょっと白を塗りすぎたなと思ったら、T4(地に使った色)などで元に色に近く戻してナチュラルな感じを表現します。
CIMG1335

こんな感じになります。

CIMG1339

↑ひらひらのカドになるところをこのように白を入れてなじませると立体感がでます。


スカートに白(uni-ball Signo)でチェック模様を入れていきます。
CIMG1340

スカートの凹凸を意識して・・・こんな感じです。

このままでは白い線が浮き出て模様っぽくないので、スカートの影と同じ影をつけます。
CIMG1342

つけすぎると線が消えてしまうし、つけなさすぎると線が浮き出てしまうので微妙なバランス感覚が必要です。

ついでにニーハイも塗ってます。過程を紹介しなくてスミマセンでした。
足の延長なので、色は違えど足の肌と同じように塗っています。真ん中が明るく!という感じで。

あと、足、ニーハイに深みの寒色を足しました。



これで服の色塗りは終了です!

全体像はこんな感じになりました。
CIMG1350


次は、人物以外の部分を描いていこうと思います。

「コピック塗り その5 ~背景(机、椅子、本)線画→塗り~」

【2010年3月 コピック講座】 コピック塗り その5 ~背景(机、椅子、本)線画→塗り~

コピック塗り その5 ~背景(机、椅子、本)線画→塗り~


人物の部分を終えてから少し時間がたってしまいましたが、背景を描いていこうと思います。


ここで使う色は、
・E40
・E41
・E15
・E74
・E70
・E71
・BV000
・BV01
・BV13
・W3
・BG72
・BG09
・BV29
・E04
・RV42
・R20
・0(カラーレスブレンダー)

本の表紙に使った色は下記参照。



まずは遠近法のパースを描きます。
CIMG1357

細かく理論的に説明できるほど詳しいわけではないですが、「サマになる」ように描きます。
たとえば、縦の線。平行線のように見えますが、上に行くにつれ間が広がっています。

これは、アイレベル(目線の高さ)より下に配置される物体を描くためのパースに用います。
逆にたとえば高いビルなどを見上げるような構図では、上に向かってすぼみますよね。
つまり、目線の高さが一番ものが大きく広く見え、そこから上または下に遠くなるにつれ小さくなっていくという法則に基づいた線を引きます。

また、右に向かって行く線と、左に向かって行く線では、すぼまり方が違いますね。
これは、後に描いていく物体の線に利用するためですので、すでにパースをとっているときには
描く物体をどのように配置するかを想像しておくのが最善です。


椅子の大まかな形を描きます。
CIMG1359

四角のみで表現し、この四角の空間の中に実際の椅子が入っている、という論理で描くと↓のようにゆがまない普通の椅子が描けます。

CIMG1362

ネットで検索したアンティークの椅子にアレンジを加えて描きました。
物体を描くときは実際のものの写真を見るのが一番だと思います。
せっかく同じ一生懸命描いているのに、想像で描いてて間違ったところがあるともったいなく感じます。
リアリティは模写から。


机、机の上の物を描きます。
CIMG1365

シャーペンの隣にある本などは机の側辺と平行に置いてあるので、机用に描いたパースの線を利用できますが、バサッと開いて置いてある本は、斜めに置いてありますのでそれ固有のパースの線が必要になります。

CIMG1365

このとき気をつけるのは、交差点の高さを同じにするように意識するということです。
上の図での赤い線が、いわゆるアイレベルとなります。
紙からはみ出すところに交差点が来る場合は、厳密でなくて良いので、想像で合わせるようにするといいでしょう。


もうちょっと本をたくさん描きます。
CIMG1367

重なっている本は、ぴったり重なっているより、ばらばらの方がそれっぽいですよね。


テーブルの脚も描いて、全体的に見るとこんな感じです。
シャーペンは消しました。
CIMG1369


人物とのバランスも意識して、問題なければペン入れしましょう。
CIMG1374


ここからコピックで塗っていきます。


まずは大まかにベタ塗りします。すべてに共通する作業です。
机はE40、椅子はE15です。
CIMG1376

次に椅子の明るくなる部分に0(カラーレスブレンダー)でぼかしを入れます。
CIMG1379

次に影(E74)を入れていきます。
CIMG1381

コツは、丸みを意識して、丸みの一番出っ張っているところにハイライト、その下にくぼみはじめた所に影を入れていく感じで。


uni-ball Signoで椅子のカドになる部分にラインを入れます。
CIMG1383

特にこちらに見えているカドに入れるとメリハリがついて綺麗に見えます。
ハッキリと入れすぎない程度にしましょう。


次は机の上の本、本からの影を塗っていきます。
ちょっと画像が荒くてすみません。
CIMG1384

ここで注目なのは、椅子の背もたれの影が机に落ちていることです。
こういう細かい部分も意識するとリアリティがよりぐっと増します。

椅子が机とどれくらい離れているかを意識しながらつけるといいでしょう。
ぴったりくっついていれば影は濃く近く、
遠ければ影は薄く遠くに出来ます。

机の影はE70をE41をぼかして表現、

本の表紙には(重ねてある本の上から)
BG72(影色にBG09)
B45(影色にB99)
R89(影色にRV99)
BV04(影色にB99)
BG93(影色にBG96)

(手前の2冊)
R89(影色にRV99)
E44(影色にW8)

(開いてある本)
E79(影色に黒マルチライナー)
を使いました。

本の中のページの紙の色は、W3とE41をぼかして塗りました。


本の残りの部分、椅子の座面を塗りました。
机の側面部分に影(E70)、全体に深みの寒色を入れました。
CIMG1385
座面はBG72、影にBG09、BV29を使いました。背もたれと机が落とす影も入れました。
背もたれが落とす影は、下に行くにつれて座面に近くなるので濃くなっています。

深みの寒色は、人物につけたときと同じ要領で左側からだんだん入っていくようにつけます。
色の薄い部分にはBV000、BV01、色の濃い部分にはBV13を使いました。


床のカーペットの色と、机、椅子が落とす影を床に描き入れました。
CIMG1386

カーペットの地の色はE04~RV42~R20と薄くしてぼかしていき、グラデーションを表現しています。影はE71です。
もちろん深みの寒色はカーペットにも入っています。

頭の中でエセ3D化する癖をつけましょう。
そうすれば、自ずと影の落ちる部分が分かってきます。


机周り部分のアップはこうです。
cc429345.jpg


仕上げとして椅子や本の、背景の濃い色とかぶって目立たなくなっているところを思い切ってuni-ball Signoで白っぽく塗りました。

この方が立体感が出てメリハリがつきます。


次は、透明水彩を使っていよいよ女の子の手の先のラピュタ的なものを描いていきたいと思います。

「コピック以外の塗り ~透明水彩~」
owner : 鍋谷咲花(SAKIhana.N)

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