【2010年3月 コピック講座】 コピック塗り その1 ~肌~



コピック塗り その1 ~肌~


肌から塗っていきます。

ここで使う色は、
・E0000
・E000
・E40
・E74
・BV01
です。

まずはE0000を顔全体にベタ塗りします。
CIMG1179

次に、E40で影の入るところに影を入れていきます。

CIMG1180

このままではパキッとしていてアニメ塗りのようなので、E000で境目をぼかしつつ、中間色を入れていきます。

CIMG1181

一通り綺麗に影は入りました。
次は深みを出すために寒色(BV01)を入れてみます。

CIMG1184

影の中に肌の色と正反対の寒色を入れることで、深みが増しドラマティックな雰囲気になります。
注意点は、影じゃないところに寒色を入れないこと、
あとは、入れすぎないことです。

最後にに一番トーンの濃い影(E74)を入れます。

CIMG1185


ちょっと怖いですが、後で普通になります。
肌から塗ると、周りの何も色がない状態と無意識に比べてしまい、薄くしてしまいがちですが

ちょっと濃いな、位でも全然ヘイキです。
私の絵が濃いだけか…?

コツは、影を作るものが影を受ける物に近いと影は濃く、遠くなるにつれ薄くなります。
たとえば首につく影は、耳のすぐ下は濃く、あごの方へいくにつれ薄くなります。

ぼかしの技法は以下のようにします。

CIMG1186

(1)肌の地(E0000)のベタ→(2)影の色(E40)をおいた→(3)ぼかした

やり方は、(1)は普通のベタ塗りです。
(2)をした後に、肌の地の色の方で、影の色と地の色の境目をこすります。
この場合は、E0000で色と色の境目をこすります。
コピックはアルコールマーカーなので、しつこくこすると混ざります。
スケブなどで試しにやってみて下さい。
同系色じゃない2色でやっても↓のようにできます。

CIMG1187

これをやるといわゆる重ね塗り状態になり、色味は濃くなる傾向があるので、それを考慮してイメージより薄い色でやると良いと思います。

このように2色でも出来ますが、中間色があれば、それを仕上げに入れるとより自然な出来になると思います。

顔の仕上げにuni-ball Signoでハイライトの線を入れます。

CIMG1204

鼻の輪郭、顔の輪郭、唇に入れます。
こうすることでパーツが映えます。
向かって右から光が当たっている設定では、左に影が出来るのは当然のことですが、
影の出来る側の輪郭のキワにハイライトを入れるとリアリティが増します。
よく観察すれば実際にこういう光の具合になる場合も多いです。


目、鼻、口、顔の輪郭をコピックマルチライナー黒0.05ではっきりさせます。

CIMG1205
CIMG1206

先ほど入れたハイライトにより、鼻の影が薄く見えたので、影の色を足しました。
これで顔の肌色は完了。


次は手です。

CIMG1190

こちらも同じようにベタ塗り→影を置く→ぼかし→→深みの寒色→一番濃い影 の順で塗っていきます。

CIMG1191
CIMG1192

特筆するところはありません。
手が上手く描けない方は自分の手をよく観察することをオススメします。
同じ手のポーズをとってみましょう。
この右手を描くときは私もそうしました。

左手も同様です。

CIMG1193

こちらの手は、この向きは得意なので見てないですが…

CIMG1194

影はこんな感じです。関節を意識するとそれっぽくなります。


次は足です。

CIMG1195

同じようにベタ塗りをしたあと、
丸みを帯びさせるために足の左右の輪郭の近くを少し地の色で重ね塗りして真ん中に光が当たっているようにします。
そして、スカートの影を入れます。
スカートは浮いているのでスカートの輪郭と必ずしも平行にならないです。
頭の中でエセでもいいので3D化して影をつけましょう。

余談ですが、私の絵は、浮き出て見えると言われたことがあって、とても嬉しく今でも励みになっています。2Dなのに立体感がある絵が描けると嬉しいですよね。

CIMG1196

例のごとく深みの寒色と、一番濃い影を入れます。

一番濃い影は、先ほども言ったように、影を作る側であるスカートと、影を受ける側である肌が近いところに入れてぼかします。

攻めと受けが近ければ近いほど濃い…BLと一緒ですね!(スルー推奨)

もう片方の足も同様に塗っていきましょう。

CIMG1199
CIMG1200
CIMG1201
CIMG1202

足の肌も完成です。


これで一通り肌色は終わりました!
次は目、髪を塗っていきます。


「コピック塗り その2 ~目、髪~」

【2010年3月 コピック講座】 コピック塗り その2 ~目、髪~


コピック塗り その2 ~目、髪~


ここで使う色は、
・BG93
・BG96
・E40
・YR20
・BV31
・BV23
・BV01
・BV13
・W8
・0(カラーレスブレンダー)
です。


目が怖いので次に目を塗っていきます。

比較的濃い色の目にする場合でも、もうその色をベタで先に塗っちゃいます。
CIMG1208

黄色っぽい光を下方に入れます。

CIMG1211

具体的には、E40等の薄い色で目の下方をぐりぐりこすって(にじむのではみ出ないように気をつけてください。)ぼかし、YR20等の黄色でその薄くなった部分に黄色を流し込む感じです。

次に、白目に影をつけます。

CIMG1213

白目には、紫系のグレー(BV31、BV23など)の薄めの色と濃い目の色を使いました。
後でuni-ball Signoの白を入れるのでぶっちゃけ濃いほうだけでいいかもしれませんが…

最後に光を入れます。

CIMG1216

uni-ball Signoの普通の太さのものを使います。
白目を含めた目全体に小さめの物を2個ほど入れると綺麗です。
ついでに、まぶたの二重のところと、薄すぎて見えづらいですが目頭の涙腺の辺りにも少し入れました。
特に目頭は目立つと泣いているように見えるので、すごく薄くしました。
薄くするのは、塗った直後に指でふき取るようにすると出来ます。

これで目は完成です。


次に髪の毛を塗っていきます。

CIMG1217

まず、意味はあるのか?というほどほとんど見えなくなりますが、最初に下地としてE40を塗ります。

ある程度の濃さの場合、いきなり表に出る色を塗るとぺラッとした薄っぺらい色になってしまうので。

次に髪の主役の色(BG93)をベタ塗りします。
CIMG1218

よく、白抜きでいわゆる「ツヤベタ」のように塗る塗り方がありますが、
私には薄っぺらく見えてしまいます。(好みや塗りのジャンルによりますから何とも言えませんが)
厚塗り風(?)が好きなので…

BG96で影を付けていきます。
CIMG1219

どっちが主役の色だよ!っていうツッコミが聞こえてきそうですが…

髪にも光源は反映されます。
「天使の輪」を意識する余り、顔は光源によって影が出来ているのに髪はそれを超越し自分で発光している、みたいな絵をよく見ますので…


影との境目を少し滑らかにします。
CIMG1220

BG93(薄いほう)で少し気になるところだけ境目をぼかします。

髪の場合は、あくまでも少し、です。
ぼかしすぎて髪の質の線やメリハリが見えないとヌペーとした印象になってしまいます。


天使の輪を作ります。
CIMG1221

…ドコが?というツッコミが聞こえてきそうですが…。
そんなにくっきりとピシーとした天使の輪は実際にはないと思います。
もちろんそういう描き方をワザとしている美麗絵師さんも大勢いらっしゃいます。
ただ、私の絵には合わなそうなので。

ちなみにやり方は、カラーレスブレンダーで該当する箇所をぼかして薄くする、という感じです。

私は、髪の毛はビラビラの布のようなものが頭の曲線に沿って重なって貼り付いている、というイメージで描いていますので頭の丸さを表現するためには中央寄りの上半分を中心とし、そこから光源を考慮した部分に多めに光を集め、その周辺にも段階を落として入れると考えています。
つまり、この絵だと、赤道を水平に、韓国を正面に持ってきた地球で言うところの日本列島に当たる部分が一番光の当たっている箇所と思っています。
さらに、髪の束をイメージしたビラビラは単調ではなく、乱雑に重なり合っている(と考えている)ので、それによる凹凸、影などがランダムに入ると考えています。

つまるところ、簡潔に言えば、「適当」です。


光に黄色を入れます。
CIMG1223

そのほうが光が当たっている!という感じがするので…という単純な理由です。
YR20を使いました。


天使の輪に輪をかけます。
CIMG1226

天使の輪部分にuni-ball Signoでハイライトを入れます。
ガサガサッとペンで描き、それを指でこすってぼかす、というやり方で、自然なハイライトのようでいて、ヌペーとしておらず髪の質感だとわかる、というのを目指しています。

おまけに、一本一本の自己主張が激しい髪の毛をいくつか白で入れました。
目に掛かっている髪や、後ろにはねている髪などですね。
こういうのを入れておくとメリハリが利きます。


もう一度BG96で影を重ね塗りし、コントラストを強くします。
CIMG1228

もう一段階濃くしたいという部分に入れていきます。
私はさらに、W8というすごく濃いグレーも入れました。


質感を調整します。
CIMG1230

前の画像を見ると分かるとおり、赤丸部分はのっぺりとしていました。
なので、↑のように質感を入れました。


髪にも深みの寒色を入れる。
CIMG1235

顔に深みの寒色を入れましたので、髪にもなきゃおかしいですよね。
というわけで入れていくのですが、もうだいぶ濃い色の影になってしまっているので、該当する部分にuni-ball Signoの太いペンで白を塗ってしまいます。
あまり丁寧でなくてもいいです。

白をぼかしながら同時に色もつけるという荒ワザをします。
かなりペン先が汚れるので嫌な方はオススメしないです。
(でも、他の紙にこすり付けて掃除すれば元に戻りますが)

BV01で様子を見ながら、色味が入りづらいと感じたらもっと濃い寒色のBV13を使い、↓のような質感に仕上げていきます。

CIMG1244

さらに、白で塗ったところからそのまま出て、頭の陰になる左半分に薄く寒色をのせていきます。
左向きの襟足も同じようにします。

最後に仕上げとして全体的に毛先部分を少しだけ浮かせて見せるために白をのせてぼかします。
これで髪の毛は完成です。


少し遠くから見た感じはこうです。
CIMG1245

と、全体を写したところで眉毛を忘れていたことに気づきました。

CIMG1251

BG96とuni-ball Signoとコピックマルチライナー黒で眉毛を描いて目、髪パーツは完成です。


次は服を塗っていきます。


「コピック塗り その3 ~服(上半身)~」
owner : 鍋谷咲花(SAKIhana.N)

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